2014年9月24日水曜日

両電源の電流電圧計 電位をずらして三端子レギュレータを入れてみる

AVRの駆動用に5Vの三端子レギュレータを試してみた

三端子レギュレータの単体テスト


三端子レギュレータは何回か使ったことがあるが、今回使うロードロップタイプは初めてなので
またまた単体でテスト

TLV1117というやつで、SOTだが2.30mmピッチなのでユニバーサル基板にも実装可能
ということでこれにした

が、さすがにブレッドボードにさせない(^q^;

他のIC用に買っておいた28Pinの変換基板があったのでちょっともったいないけど
これを使った



この間、I2CのLCDのキットで初めてSOTのはんだ付けをしたが
ブリッジしまくって痛い目にあったので
いつも使っているのより1サイズ小さいハンダゴテの小手先(ハッコーの2Cというタイプ)と
フラックスを仕入れて使ってみた

PINが1コとばしなので楽なはずだが、やっぱりあんまり綺麗には仕上がらなかった。

使いたくてもDIPじゃ出てない素子も結構あるので、SOTのハンダ付けも慣れるしかないなあ

後から考えたら普通のユニバーサル基板の切れ端にハンダ付けすればよかったかな

まあいいや(^q^;

テスト回路


TLV1117のDATA SHEETのアプリケーション・ノートにしたがって
IN側に10uF、OUT側に100uFの電解コンデンサを入れた

三端子レギュレータの作例ではよく0.1uFの積セラを入れてあるんで
実装するときはこいつにもおまじないで並列で入れておくか

220Ωの負荷で
負荷のRの両端の電圧 4.98V
レギュレーターのINに流れ込む電流 27.5mA
となった。負荷に流れてる電流は
4.98[V] / 220[Ω] = 大体22.6[mA]

100Ωの負荷にすると9V電池の出力が安定しなくなったので
単3×8の電池電源(これもヘタっていて9Vぐらいしか出ない)で実験

負荷のRの両端の電圧 5.00V
レギュレーターのINに流れ込む電流 55.8mA

となった。同じく

5.00[V] / 100[Ω] = だいたい50[mA]

なので、(めんどくさくてDATASHEETはよく読んでないが)こんなもんで良しとしておく

GNDの電位をずらしてテスト


大体5V出るようなので、GNDの電位をシフトした回路とつないだ





9V電池の容量が足りないので負荷抵抗1kΩで実験

負荷のRの両端の電圧 4.96V
レギュレーターのINに流れ込む電流 9.80mA

この時、負電源の電圧が-7.02V、正電源の電圧が5.84Vだった。

可変レギュレーターのキットを組んでからじゃないと、これ以上のテストはムリっぽい

GNDの電位のずらし方の改良


前回(http://dad8893.blogspot.jp/2014/09/blog-post_23.html)のシミュレーションでは
GNDの電位をマイナス側に引っ張る電源を、可変レギュレーターの負側からとっていたが
ここは別にレギュレーターを通す必要がなかった。


GNDからシャントレギュレーターの間の電位差は固定なので
回路図の(A)は大もとの負電源のマイナス側から取ってくればいい

なので、大もとの負電源の電圧が2.5V以上あれば
可変後の電圧が小さくても、シミュレーションで出ていた2.5V問題は起こらない(はず)

また、TL431のデーターシートを少し読んでみたら、出力インピーダンスは0.2Ωだったので
GNDのインピーダンスはほとんどR9の値になる(はず)

なんかスッキリした(^q^

実用的な改良点はまだありそうだが、これで行けそうな気がしてきた

2 件のコメント:

  1. ハーフピッチのブレッドボードなんてさすがにないよね。

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  2. LT1009のデータシートを自分も覗いてみました。
    正確な2.5Vの電位差の為だけに存在する素子なんですね。
    AD変換の基準電圧を作り出すという点においてはベストかも。

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