2015年4月1日水曜日

タブレットのファンクションジェネレータ出力用のLPFの設計

「タブレットから波形出力」→「実験回路」→「オシロスコープ」とか
「タブレットから波形出力」→「実験回路」→「オーディオインターフェイス」→「ソフトオシロ」
という構成はフィルターみたいな入出力を必要とする実験回路のテストをするためには便利だ

なのでまじめに追い込むことにした

10uHのインダクタで縛ってしまうとRCLフィルタの共振周波数は
f0 = 1/(2*pi*√(L * C))
になるらしいので、Excelでシミュレーションしてみた


1uFのフィルムコンデンサを買いだめしているのでこれを使って
50kHz前後でカットオフする方向で実験した

LTSpiceでシミュレーション



この回路構成だとRの値を変えるとQ値が変わって50kHz前後の挙動が変わる

できるだけ20kHzあたりまで影響を与えないで前回やったように1MHz前後に出ている高調波歪を切りたいのでRは6.8Ωから5.6Ωの間ぐらいがよさそうだ

L1に使う10uHのインダクタをLCRメーターのDE-5000(http://dad8893.blogspot.jp/2014/05/lcr-de-5000.html)で特性を見てみたが、ESRは1kHz~100kHzまで0.05Ωぐらいだったのでこれは無視できるレベルだと思う

手持ちのRでちょうどいい値のものがないので10Ω×2で5Ωにして実験


FFTした結果

タブレットからの出力


フィルターと増幅回路を通した後


10kΩ:47kΩで5.7倍にするとタブレットからの出力がRMSで267.5mVのとき
オペアンプにOPA2134を使ってこんな感じで歪んでしまった


10kΩ:10kΩで2倍増幅にすれば歪まない

可変安定化電源で実験したがVCCが6.75Vまで下がると歪む


これをふまえて本体の設計



電源電圧が7V以下になるとパイロットランプのLEDが急に暗くなるように設計できればいいんだが

オペアンプからの出力に10ΩのR7をかましてるのは保護用のおまじない

OPA2134の中身がどうなってるか分かればアナログ回路の設計でお金もらえそうなレベルだと思うのでおまじないだ(^q^;

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