2017年4月18日火曜日

Blog 3周年記念: 製作物のまとめ(2016/05~2017/04)

この1年はずばり。ベースマシンを作ることに費やした1年でした。

ぴゅんぴゅんマシンでは物足りなくなって、一からシンセをつくることにしました。初期段階ではもう少しかんたんに(長くても半年ぐらいで)作れるのでは?と思っていましたが、このBlogを見返すと構想が2015年11月30日なので1年半程度やっていたことになります。

gajeさんの著書「達人と作るアナログシンセサイザー入門」を参考にさせていただきつつ、なんとかマイコンで(安価に)アナログチックな音が出せないかという試行錯誤でした。



私がベースマシンとしてリスペクトしていたTB-303は、本家のRolandがほぼ本物のTB-03を去年発売し、買えば数万で「ほぼ同じ音」がでると思います。ハードウェアとしての完成度も非常に高いものだと思います。

ですが、やはり人が作ったもので楽曲を制作するのは私には向いていないと思います。自分なりに考えてハードウェアを作ると、自分の知識や技術の限界と向き合わなければならず、辛い目に合うこともあります。その一方、常に限界を超えるにはどうすればいいか?という想像力が掻き立てられます。投げ出したくなることも多いですが、考えていたものが実現できた時の快感は他では得ることのできいないものだと思います。この快感のために電子工作をやっていると言ってもいいかもしれません。

ベースマシン



ベースマシン まとめ(弱め)」でかんたんにまとめています。これ以降ACアダプタで使えるように電源を拡張したり、コンパクトにするためにダンボールで筐体を作ったりしています。

今後も開発を続ける予定です。

タグ:ベースマシン
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3

Github:
https://github.com/ryood/BaseMachine

mbed Repository:
https://developer.mbed.org/users/ryood/code/BaseMachine/


LME49600ヘッドホンアンプ



ナショナル・セミコンダクタ製のオーディオ・バッファICのLME49600を使ったヘッドホンアンプです。

かんたんなヘッドホンアンプはOPAMPだけを使ったものが多いですが、OPAMP単体では本来ヘッドホンを十分に駆動する能力はありません。DTM用のオーディオインターフェイスでもヘッドホン出力はOPAMP1個だけということも多いようです。

トランジスタやFETを使ってバッファ回路を作るのは設計や製作がなかなか難しいので、その橋渡しとしてバッファICを使ってみました。バッファICで楽をしたとは言え、実用できるようにするにはクリアしないといけない課題も多く、いい経験になったと思います。

タグ:LME49600
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/LME49600

Github:
https://github.com/ryood/LME49600_HPA_V2

トランスを使った±9V電源



はじめてトランスを使って電源を作ってみました。LME49600ヘッドホンアンプ用の電源です。トロイダルトランスを使った理由は、普通の四角いトランスより高さが低くケースに収めやすいのと、出力が2系統タイプで同程度の出力電流が得られるものだと値段的に大差ないためです。

実験には小回りの効く電池電源が便利ですが、常用するならAC電源を使った方がコスト面で有利だと思います。

「トランスを使った±9V安定化電源 でけた(気がする)」
http://dad8893.blogspot.jp/2017/03/9v_24.html

Github:
https://github.com/ryood/LME49600_HPA_V2/tree/master/%2B-9V_PSU

ロギング可能な温度計



アンプや電源では半導体の発熱が性能に影響をおよぼすので、素子の温度測定用にPCでロギングできる温度計を作ってみました。コスト重視でPSoC4 Prototyping Kit(600円@秋月)を使っていますが、キャラクタ液晶(400円程度@aitendo)と合わせて1000円以上はかかります。

まだピンが余っているので、2系統の温度測定や、電圧も測定できるようにもしたいなあと思っています。

「ロギング可能な温度計 でけた」
http://dad8893.blogspot.jp/2016/12/blog-post_14.html

Github:
https://github.com/ryood/PSoC_4_Thermistor

3桁電圧表示器[ST-VM036R]を使った電流計



テスタで電流は測定できますが、内部抵抗が意外と高く電圧降下で困ったことがあったので、精度には目をつぶって電流検出用の抵抗の抵抗値を低くしたものを作ってみました。また、DCジャックを入出力端子としているのでACアダプタ等と測定回路の間に挟み込んでかんたんに電流を測定できます。

「3桁電圧表示器[ST-VM036R]を使った電流計 でけた」
http://dad8893.blogspot.jp/2017/01/3st-vm036r_19.html

Github:
https://github.com/ryood/PSoC_4_Thermistor

実験用のパーツ


開発には測定器と実験用のパーツが必要ですが、2015年頃にオシロとLCRメータを購入して以降、これと言った測定器は購入していませんがなんとかなっています。

あまりお金を掛けずに知恵と勇気で切り抜ける方針はいまだに変わっていませんが、実験・製作用に毎月のように細々としたパーツを購入しているので、トータルで考えると出費はなかなかのものになります。

抵抗やコンデンサはある程度値のバリエーションが揃っていた方が実験がしやすくなります。といっても気長にやるつもりなら、一気に揃えなくても必要な値のものを多めに仕入れていくと自然と揃ってくると思います。

製作物ではないですが、自然と出来てしまったものという意味でご紹介。

CR類ケース

左が抵抗、右がコンデンサ。ダイソーで売ってるお薬用のケースに仕分けして収納しています。

アナログICケース

オペアンプ等、アナログ系のIC。ダイソーで売ってるプラケースに導電スポンジを両面テープで貼り付けて収納しています。

デジタルICケース

マイコンやロジックICなど。