2017年6月23日金曜日

Nucleo F303K8(mbed)の内蔵DACとSPI DACのMCP4922の速度を比較する

サイズの小さいNucleo F303K8でも内蔵DACとMCP4922の処理時間を比較してみた。

ブレッドボード配線図


プログラムはNucleoF446REの場合と同じです。

SPIクロックに16MHzを指定した場合



ch1:D2 ch2:SPI_SCK

MCP4922に出力完了するまで、21.04usかかっている。


ch1:SPI_MOSI ch2:SPI_SCK

SPIクロックに16MHz指定した場合、SCKの周波数は表示では15.98MHzとなっているが測定誤差で16MHzだと思う。

SPIクロックの指定を変えて測定


SPIクロック設定値 SPIクロック実測値 D2(MCP4922の処理時間) D3(内蔵DACの処理時間)
1MHz 1.0MHz 34.8us 2.8us
2MHz 2.0MHz 27.3us 2.8us
4MHz 4.0MHz 23.5us 2.8us
8MHz 8.0MHz 21.04us 2.8us
16MHz 16.0MHz 21.04us 2.8us
32MHz 32.0MHz 19.8us 2.8us
64MHz 32.0MHz 19.8us 2.8us

32MHzまでは設定値通りのSPIクロックが出力される。やはりNucleo F303は64MHz駆動で、SPIクロックはマスタークロックの1/2まで設定できるんだと思う。

MCP4922の仕様ではSPIクロックは20MHzまでだが、32MHzでも動作した。

NucleoF446REと比べると、SPIクロックを上げてもSPI通信の処理時間はあまり短縮されない。

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